【亜州ビジネス編集部】
エネルギー規制委員会(ERC)は11月29日、2024年1~4月の電気料金を引き上げると発表した。1ユニット(キロワット時)当たりの電気料金を17.3%引き上げ、平均4.68バーツ(約20円)とする。同日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
同委員会は4カ月ごとに料金を見直しており、引き上げは3期ぶりとなる。電気料金に含まれる燃料調整税(Ft)を1ユニット当たり0.8955バーツに引き上げることで値上げを実施する。
前期(23年9~12月)の電気料金は平均3.99バーツ。当初は4.45バーツだったが、企業や市民の負担を軽減するため、政府が9月の閣議で4.10バーツへの引き下げを決めた。その後、セター首相の意向でさらに引き下げられた。