【タイ】車部品の中国・奇精機械、東部で新工場着工

【亜州ビジネス編集部】

中国の自動車部品メーカー、奇精機械は、東部ラヨーン県で新工場の建設を開始した。北米の顧客からエンジンの精密部品を新たに受注しており、生産能力を増強する。各紙が伝えた。

現地子会社の奇精工業(タイ)が今月2日に起工式を行った。新工場は敷地面積1万8000平方メートル、延べ床面積2万5000平方メートル。工業団地大手WHAコーポレーションが運営する工業団地に立地する。北米の顧客からはオイルコントロールバルブの精密部品を受注した。来年に量産を開始し、5年間で2600万米ドルの売り上げを見込む。

同子会社は2020年末に県内のタイ中国ラヨーン工業団地(泰中羅勇工業園)で生産を開始。賃貸工場を利用しており、海外向けの主要生産拠点として高い稼働率を保つ一方、生産スペース不足の問題に直面していた。


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