【亜州ビジネス編集部】
三井住友フィナンシャルグループは11日、住友商事グループと合弁のオートローン2社の資本を再編すると発表した。現在は住友商事グループが49.9%を出資しているが、当局の承認などを経た後に三井住友銀行傘下のBTPN銀行が株式を取得して51.0%出資の筆頭株主となる。さらなる拡大が見込まれるインドネシアのオートローン市場の成長を取り込むとしている。
自動車ローンのOTOムルティアルタとバイクローンのサミットOTOファイナンスの資本を再編する。現在の出資比率は三井住友銀が35.1%、住友商事グループが49.9%、大手財閥シナールマスが15.0%。これをBTPNが51.0%、住友商事グループが34.0%、シナールマスが15.0%に変更する。
OTOムルティアルタとサミットOTOは、全国で計191カ所の拠点を展開する(2022年末時点)。22年の純利益は、それぞれ1219億ルピア(約11億4000万円)、401億ルピアだった。