【亜州ビジネス編集部】
農業協同組合省は10日、東部ラヨーン県のマプタプット駅から中国四川省成都市に農産物を運ぶ初の貨物列車の出発式が同日行われたと発表した。コメや冷凍ドリアン、ゴムを搭載しており、15日に成都に到着する予定。その後は引き続きロシアやポーランドなどに向かう。
国営石油PTTが出資する鉄道輸送会社パンアジア・シルクロード(PAS)や、同省傘下の農産物市場公団(オートーコー)などが協力して貨物列車を運行。国際長距離鉄道「中老鉄路(中国ラオス鉄道)」などを経由して中国に農産物を運ぶ。中国とラオスの線路はタイと幅が異なるため、ラオスのビエンチャンで貨物の積み替えが行われる。
今回の列車は成都発の貨物列車の復路となる。往路では先月下旬に中国の包装材メーカーの製品がマプタプット駅まで運ばれた。