【亜州ビジネス編集部】
三菱商事は18日、大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループとの間で、タイの製造業の脱炭素化に関する事業化調査を行うと発表した。周辺国で生産した再生可能エネルギー電力をタイに供給する狙い。三菱商事の強みである再エネ電源開発と、CPがタイ国内に持つネットワークを掛け合わせて事業を行う。
16日に都内で開催された「日ASEAN友好協力50周年式典」で覚書を締結した。三菱商事はラオス南部で東南アジア最大級の陸上風力発電所の開発事業に参画するなど、域内で脱炭素化に貢献。一方、CPは農業・食品を基幹事業とし、自動車や通信、不動産なども含め幅広い事業を手掛けている。