【亜州ビジネス編集部】
マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2023年11月の国内新車販売台数は、前年同月比9.6%増、前月比4.0%減の7万1908台だった。7万台を超えるのは23年に入って4回目で、2カ月連続。15日付ポールタンなどが伝えた。
内訳は、乗用車が前年同月比11.0%増の6万5246台、商用車が同2.8%減の6652台だった。
1~11月の販売台数は前年同期比11.5%増の71万8748台。乗用車は12.6%増の64万5667台、商用車は2.6%増の7万3081台だった。
11月の生産台数は前年同月比3.2%増の6万7743台(前月比8.7%減)だった。乗用車は3.8%増の6万2931台、商用車は4.0%減の4812台。1~11月は前年同期比11.8%増の70万8376台で、乗用車は13.1%増の66万3074台、商用車は3.7%減の4万5304台だった。
MAAは7月、予想より好調な販売を受け、年間の販売目標を従来の65万台から72万5000台に上方修正した。過去最高だった22年(72万658台)を上回ると見込む。調査会社ケナンガ・リサーチも11月、23年の新車販売台数予想を従来の72万台から77万台に引き上げている。
なおマレーシアの新車市場は7月以降、タイの販売データが分かる10月まで少なくとも4カ月連続で同国を上回っている。タイは主力の1トンピックアップトラックの販売不振で市場が低迷している。