【亜州ビジネス編集部】
金融雑誌「マネー&バンキング」が発表した2023年版のタイの株長者番付で、発電大手ガルフ・エナジー・デベロップメント(GULF)を創業したサーラット・ラタナワディ最高経営責任(CEO)が5年連続で首位だった。個人が保有するタイ証券取引所(SET)と2部市場(MAI)の上場株式の時価(23年9月30日時点)をランク付けしたもので、サーラットCEOはガルフの株式35.67%を中心に保有する株式の時価総額が1908億2806万バーツだった。
2位は消費財大手オーソトサパーの創業一族で投資家のニティ・オーサターヌクロ氏で、保有する8社の株式の時価総額は617億9061万バーツ。3位は私立病院最大手バンコク・ドゥシット・メディカル・サービシズ(BDMS)と航空会社バンコク航空(BA)の創業者プラサート・プラサートーンオーソト氏の570億168万バーツだった。また、プラサートの娘のポラマーポン・プラサートーンオーソト氏が266億3459万バーツで5位に入った。
4位は建設・エンジニアリング会社PSGコーポレーションの株式80%を保有するパニチャー・ダオ氏で415億9520万バーツ。同氏は女性で首位となる。