【タイ】一部家庭の電気料金引き下げを閣議承認、来月から

【亜州ビジネス編集部】

政府は19日の閣議で、2024年1~4月の電気料金について、1カ月の使用量が300キロワット時(kWh)以下の家庭を対象に1ユニット(キロワット時)当たり平均3.99バーツに引き下げることを承認した。その他の家庭などについては、4.20バーツ以下に抑制することをエネルギー規制委員会(ERC)が検討する。

同委員会は先月29日、電気料金を17.3%引き上げ、平均4.68バーツにすると発表していた。4カ月ごとに料金を見直しており、前期(23年9~12月)は平均3.99バーツだった。当初は4.45バーツとしていたが、企業や市民の負担を軽減するため引き下げた。

一方、同日の閣議では、軽油価格を1リットル30バーツ未満に抑える措置も承認した。軽油の物品税と、石油基金から出す補助金で調整し、企業や市民の負担を軽減する。また、液化石油ガス(LPG)価格を据え置く措置も承認した。いずれも来月1日~3月末に実施する。


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