【亜州ビジネス編集部】
観光・スポーツ省の集計によると、2023年11月の外国人来訪者数は前年同月比53.2%増の263万7077人だった。前年同月を上回るのは32カ月連続。新型コロナウイルスの影響が薄れる中で大きく伸びた。前月比では20.0%増だった。国境を接するマレーシアからの来訪者が国・地域別で最多。これに中国が続いた。
国・地域別の来訪者数は、◆マレーシア=39万2969人(前年同月比58.8%増)◆中国=31万266人(8.8倍)◆ロシア=17万7517人(66.4%増)◆インド=14万8212人(3.2%増)◆韓国=14万7198人(61.5%増)――の順に多かった。日本は8万7230人(90.1%増)だった。
新型コロナ流行前に全体の4分の1を占め最多だった中国は、22年通期で27万3567人と全体のわずか2.5%にとどまっていたが、中国政府のゼロコロナ政策解除を受けて回復が進み、23年1月以降は5位以内にランクインしている。
1~11月の外国人来訪者数は前年同期比2.8倍の2483万8066人。国・地域別では、◆マレーシア=404万4039人(2.6倍)◆中国=309万5154人(15.1倍)◆韓国=146万8399人(3.7倍)◆インド=145万2341人(1.8倍)◆ロシア=127万6801人(5.1倍)――の順に多く、日本は72万497人(3.1倍)だった。