【亜州ビジネス編集部】
金価格の値上がりを背景として、中国の地方都市に相次いで「金ストリート」が出現。各店舗には購入者が殺到している。1日に100人以上が訪れる人気店も出ているという。中国政府系メディアが24日付で報じた。
浙江省ク州市には、200メートル足らずの通りに15軒の金ショップが並ぶ同ストリートがある。ショップの多くはこの2、3年に開業したという。湖北省のある県では、6軒のショップが20メートル間隔で立ち並んでいる。そのうちの2店舗を経営する男性は「年末を迎えてここ数日は1日の平均客数が100人を超えている」と説明。足元の需要増に対応し、3店舗目の出店準備を急いでいるという。
ある統計調査によると、3線都市(地方都市)以下におけるゴールドジュエリーの1人当たりの年間消費額は、2017年の460人民元(約9200円)から2022年の617人民元(1万2000円)まで膨らんだ。平均増加率は6%で1・2級都市の平均を上回る水準だ。