【シンガポール】日本紙パ商事、ハードウエア販社を買収

【亜州ビジネス編集部】

日本紙パルプ商事は5日、広告板などを含むサイン&ディスプレーのハードウエアの販売・サービスを手掛けるCASテクノロジー(本社:シンガポール)の株式を取得したと発表した。既存の販売網に補完的な合併・買収(M&A)を取り入れながら、高付加価値製品の販売を強化することを海外卸売部門の方針に掲げており、今回の買収はその一環となる。

シンガポール子会社のOVOLシンガポールを通じて取得した。出資比率や取得額は明らかにしていない。

同子会社は紙・包装資材の卸売りのほか、近年はサイン&ディスプレーのメディア販売に注力し、事業の多角化を進めている。今回の買収ではメディア販売に加え、ハードウエアの販売・テクニカルサービス市場へ進出。同市場で主導的な地位にあるCASテクノロジーの供給網とノウハウを獲得することで、既存のメディア販売と組み合わせた一体的なソリューションを提供し、サービス強化と営業基盤拡大を図る。


亜州ビジネスASEAN
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