【タイ】長城汽車の23年販売、10%増の1.3万台

【亜州ビジネス編集部】

中国自動車メーカーの長城汽車(GWM)の現地法人、長城汽車タイランドは、2023年の新車販売台数が前年比10%増の1万2840台だったと明らかにした。21年6月末にタイ市場に参入し、これまでに9モデルを投入。21年初めに発表した「3年で9モデル投入」の目標を達成した。15日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。

車種別の販売台数

◆「欧拉(オーラ)」ブランドの小型電気自動車(EV)「好猫(グッドキャット)」と派生モデル「好猫GT」が計6032台で最多

◆「哈弗(ハヴァル)」ブランドの小型スポーツ多目的車(SUV)でハイブリッド車(HV)の「初恋(ジョリオン)」=3199台

◆「哈弗」ブランドのSUV「H6」のHVとプラグインハイブリッド車(PHV)タイプ=2903台 

◆「坦克(タンク)」ブランドのSUVでHVの「坦克500」=296台 ◆同「坦克300」=292台

◆「欧拉」ブランドのスポーツクーペでEVの「オーラ07」=118台

同社は20年に米ゼネラル・モーターズ(GM)から東部ラヨン県の完成車・エンジン工場を買収。21年から「H6」のHVタイプなど「哈弗」ブランドのSUVを生産している。24年1月12日には同県の工場でEVの生産ラインを開所。これまで中国から輸入していた「好猫」の現地生産を開始した。


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