【アセアン】域内6カ国の電動車販売、35年に850万台へ=EY

【亜州ビジネス編集部】

コンサルティング会社の英系EYタイランドは、東南アジア主要6カ国の電動車の新車販売台数が2035年までに850万台に達するとの予測を発表した。電気自動車(EV)や電動三輪車、電動バイクなどを含む合計の販売台数で、政府の支援策による販売価格の抑制や、所得の向上、環境意識の高まりなどを追い風に、急速に成長するとみている。販売総額は21年の20億米ドルから年平均16~39%のペースで増加し、800億~1000億米ドルに拡大すると見込む。

国別の35年の販売台数は、インドネシアが450万台(販売額260億~300億米ドル)で最も多く、タイが250万台(350億~420億米ドル)で続くと予測。

21~35年の年平均成長率は、◆インドネシア=38%◆タイ=35%◆ベトナム=11%◆フィリピン=27%◆マレーシア=60%◆シンガポール=26%――とみている。

インドネシアでは電動バイクを中心に普及が拡大し、車両販売全体に占める電動車の割合が50%に達する見通し。ほか、タイは45%、ベトナムは29%、フィリピンは25%、マレーシアは15%、シンガポールは74%を見込む。


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