【亜州ビジネス編集部】
国営石油プルタミナは17日、国内での水素供給網構築で、トヨタの生産子会社トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)と提携すると発表した。西ジャカルタ市で車両向けの水素供給所の建設を進めており、水素の生産から輸送、供給までの仕組みづくりをトヨタと協力しながら進める。
水素供給所は給油所内に設置。5分以内に車両に充てんできる高速設備を導入するという。プルタミナは2030年代には水素の輸出も目指す。
一方、ジャカルタでは国営電力PLNも車両向けの水素供給所の建設を進めている。現地報道によると、来月の開所を予定しており、国内初の水素供給所となる見通し。自社が国内21カ所に持つ水素工場で生産した水素を供給する。