【亜州ビジネス編集部】
英調査会社STRグローバルは、2024年中にタイ国内で新たなホテルが約1万室オープンするとの予測を明らかにした。観光業の回復を追い風に、中高級ホテルを中心に新規開業が相次ぐとみている。21日付プラチャーチャート・トゥラキットなどが伝えた。
特に南部のリゾート地、プーケットでは今後2~3年で1万2000室以上が開業する見通し。うち半数以上を新型コロナウイルスの影響で開発が中断されたホテルが占めるとみている。
宿泊料金も上昇傾向にあり、ここ数カ月で新型コロナ流行前の19年の水準に戻り始めているという。特にバンコクでは平均客室単価(ADR)が19年比で18%上昇すると見込む。
タイホテル協会(THA)の発表によると、23年12月の国内ホテル稼働率は67.9%だった。19年12月の77.0%は下回ったものの、21年12月の35.8%、22年12月の62.6%からは上昇している。