【亜州ビジネス編集部】
電気自動車(EV)中国最大手、比亜迪(BYD)の販売代理店であるレバー・オートモーティブは、今後2年間でショールーム兼サービスセンターを300カ所まで増やす計画を明らかにした。現在は約100カ所。国内EV市場で首位の地位を強化する。バンコクポストが伝えた。
年内に200カ所、来年末までに300カ所体制とする計画。電気バスなど商用車のラインアップの拡充も計画する。
レバーはBYD乗用車の販売代理店として2022年6月にポンプラパー財閥が設立。同年11月に小型スポーツ多目的車(SUV)「ATTO3(元プラス)」を発売してタイ市場に参入した。現在は中国からの輸入車を販売しているが、東部ラヨン県で工場の建設を進めており、今年半ばにも現地生産に切り替える。
運輸省陸運局の集計によると、23年のEV(7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年比7.9倍の7万5690台に拡大。BYDは3万467台でシェア40.3%の首位だった。