【タイ】12月の失業率0.8%で横ばい、失業者数は1万人減

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2023年12月の失業率は0.8%となり、前月比で横ばいだった。失業者数は32万1000人となり、8500人減少した。

地域別の失業率は、東北部の0.6%が最も低く、前月から横ばいだった。他の地域ではバンコクが0.7%、北部が1.1%、南部が1.2%となり、前月をそれぞれ上回った。一方、中部は0.7%に低下した。

労働力人口は4062万3100人、就業者数は前月比で61万1900人減の4012万7000人。産業別では◆農業=3.3%減の1261万6800人◆製造業=2.2%減の864万2400人◆商業・サービス業=0.1%増の1886万7800人――だった。

失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、23年9月以降は4カ月連続で0.8%となった。


亜州ビジネスASEAN
https://ashu-aseanstatistics.com/

この記事をSNSでシェア!


一番上へ戻る