【亜州ビジネス編集部】
フィリピン自動車工業会(CAMPI)は、2024年の新車販売台数が50万台に達する見通しを明らかにした。過去最多だった前年の42万9807台(前年比22%増)を16%上回る水準。インフレの鈍化や在外フィリピン人からの送金額の増加などを背景に、新車市場が拡大基調を維持すると見込む。26日付各紙が伝えた。
ロンメル・グティエレス会長は、各社の新モデル投入や電動車の普及拡大なども市場を押し上げる要因になると指摘した。また、新たに4つの中国ブランドが同工業会に加盟したことでデータの正確性が高まると説明した。
新車販売は23年まで3年連続で増加。月別では22年3月以降に22カ月連続で前年同月比プラスとなり、23年12月の販売台数は17年12月以来、6年ぶりの高水準を記録した。