【亜州ビジネス編集部】
いすゞ自動車は、今後5年でタイに320億バーツを追加投資する。新モデルの投入や生産ラインの自動化、新工場の設置などを進める方針。今後も主要な生産拠点として投資を拡大する。いすゞ車販売のトリペッチいすゞセールスが発表した。
いすゞはタイで1963年にトラックの生産委託を開始した後、66年に生産会社の泰国いすゞ自動車(IMCT)を設立。現在はピックアップトラック「D-MAX」などを生産し、100を超える国・地域に年間30万~40万台の規模で車両を供給している。昨秋には車両の現地生産台数が累計600万台に達した。今後は電気自動車(EV)の生産も計画しており、来年に電動のD-MAXを欧州市場に投入する。
IMCTの工場は、バンコク東郊サムットプラカーン県のサムローンと同チャチュンサオ県のゲートウエーシティー工業団地に立地する。