【タイ】Jパワー出資のコージェネ発電所、設備更新工事を完了

【亜州ビジネス編集部】

電源開発(Jパワー)は29日、20%出資する東部ラヨーン県のガスコージェネレーション(熱電併給)施設が設備更新工事を終えたと発表した。民間発電大手エレクトリシティー・ジェネレーティング(EGCO)との合弁事業で、28日に新設備の稼働を開始。新技術の導入で発電量当たりの天然ガス使用量を15%削減し、温室効果ガスの排出量も減らして低炭素化に貢献する。

更新後の電力の出力は74メガワット(MW)、蒸気は毎時35トン。既設施設の電力販売契約(PPA)は今月で満了となり、新たなPPAの下で電力を販売する。タイ発電公団(EGAT)とは28MW分を販売することで25年契約を締結した。残りの電力と蒸気は近隣の工場に販売する。

Jパワーにとってタイで初めての設備更新事業となった。既設施設は電力の出力が112MW、蒸気が毎時30トン。2社合弁のEGCOコージェネレーション(エグコ・コジェン)がラヨン工業団地内で2003年から操業してきた。


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