【亜州ビジネス編集部】
ミネベアミツミは1月30日、日系発電会社のチームエナジーと電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。昨年10月に稼働させた太陽光発電設備と合わせ、セブ島の2工場で使用する電力の全てを再生可能エネルギー由来とする。
工場は現地法人のセブミツミが操業。約2万人の従業員を擁し、半導体やカメラ用アクチュエーター、コネクターなどを生産している。昨年に稼働させた太陽光発電設備の出力は7.9メガワット(MW)で、フィリピンの日系工場に設置された自家消費型の太陽光設備としては最大という。
チームエナジーには、東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資する発電会社JERAと、丸紅の2社が出資。国内に合計出力2000MW余りの発電設備を持ち、発電事業と電力供給事業を手掛けている。