【亜州ビジネス編集部】
小林製薬は1月31日、バンコク東郊サムットプラカーン県に額冷却シート「熱さまシート」の新工場を設けると発表した。東南アジア向けの生産拠点とし、世界的な需要拡大に対応する。15億～20億円を投資する計画で、来年9月の生産開始を予定する。
「熱さまシート」は特に海外で新型コロナウイルス禍をきっかけに使用の習慣化が進み、今後も需要拡大が見込まれる。現在は日本と中国で生産しており、中国で新棟も建設中。東南アジアでの地産地消による安定供給を目的に、タイで工場を新設する。
工場運営の現地法人、小林製薬マニュファクチャリング（タイランド）をバンコクで1月に設立した。資本金は4億6000万バーツ。工場の敷地面積は1万2000平方メートル、建屋面積は5000平方メートルで、年産能力は約1億枚とする。将来は、他品目の生産も視野に入れる。
