【亜州ビジネス編集部】
三菱自動車は1日、ミニバン「エクスパンダー」と上位モデル「エクスパンダークロス」のハイブリッド車(HV)タイプをバンコクで世界初披露し、現地での販売を開始した。東部チョンブリー県のレムチャバン工場で生産する。
プラグインハイブリッド車(PHV)から派生した新開発のHVシステムを搭載し、気持ちのよい走りを実現したという。また、天候や路面状況に応じて選択できる新開発の7つの運転モードを搭載した。販売価格は、4月7日までの特別価格として「エクスパンダー」を91万2000バーツ、「エクスパンダークロス」を94万6000バーツとする。
エクスパンダーは2017年にインドネシアで発売した後、東南アジアや中南米、中東などに展開。19年にはエクスパンダークロスを追加した。22年度の世界販売台数は計13万台を超え、ピックアップトラック「トライトン」、スポーツ多目的車(SUV)「アウトランダー」に次ぐ3番目に多いモデルとなった。タイでは18年8月の発売以来、累計で6万4000台以上を販売した。