【亜州ビジネス編集部】
工業団地運営や倉庫開発などを手掛けるWHAコーポレーションは、2024~28年の5年間にグループ全体で総額787億バーツを投じる計画を発表した。物流、工業団地、電力・水道、デジタルの各事業を総合的に底上げし、5年間の売上高合計を1000億バーツに引き上げる。
物流事業では、商用電気自動車(EV)のフリートマネジメント(車両管理)事業を拡大。24年は1000台の契約を目指す。23年実績は25台だった。
工業団地事業ではタイ国内で7件、計約1600万平方メートルの開発・拡張を計画。自社団地の総面積を8320万平方メートルに広げる。24年の土地販売面積の目標はタイとベトナムの合計で364万平方メートルに設定した。23年は目標(280万平方メートル)を58%上回る442万7200平方メートルを販売した。
電力・水道事業では、EV充電所や電力のP2P(需要者間)取引システムなどの開発を推進。二次電池電力貯蔵システム(BESS)などへの投資も検討する。デジタル事業では、人工知能(AI)を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)などを推進する。