【亜州ビジネス編集部】
運輸省陸運局の集計によると、2024年1月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年同月比4.5倍の1万3314台だった。ブランド別では、中国EV最大手の比亜迪(BYD)が7.5倍の7806台でシェア58.6%を占め、7カ月連続で首位だった。
2位以下
◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=3.6倍の2013台
◆中国・上海汽車の「MG」=2.9倍の1826台
◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=32.6%減の333台
◆中国・上汽通用五菱汽車(SGMW)=250台(23年7月発売)
◆中国・長安汽車の「深藍(ディーパル)」=207台(23年11月発売)
◆スウェーデンのボルボ=2.6倍の188台
◆中国・広汽埃安新能源汽車(AION)=185台(23年8月発売)
◆独BMW=4.5倍の166台◆独メルセデス・ベンツ=42.7倍の128台――などが続いた。
BYDは22年11月にタイの乗用車市場に参入し、小型スポーツ多目的車(SUV)タイプのEV「ATTO3(元プラス)」を発売した。23年7月には小型EV「ドルフィン(海豚)」の納車を開始。9月末にはEVのセダン「シール(海豹)」を発売した。一方、ナタ汽車は22年8月に小型SUVの「ナタV」を発表してタイ市場に参入した。