【インドネシア】三菱自がエクスフォースの輸出開始、まずベトナム向け

【亜州ビジネス編集部】

三菱自動車は5日、現地生産する小型スポーツ多目的車(SUV)「エクスフォース」の輸出を開始した。昨年に国内販売を開始したモデルで、輸出の第1陣はベトナムに出荷。今後はフィリピンなど東南アジア各国のほか、南アジアや中南米、中東、アフリカにも順次展開する。ジャカルタ首都圏のタンジュンプリオク港で初輸出を記念する式典を同日開催した。

同社はエクスフォースを「東南アジア戦略車」と位置付けており、域内での小型SUVの利用場面を考慮して開発した。荒れた路面でも対応できる222ミリメートルの最低地上高を確保し、天候や路面状況に応じて選択できる4種類の運転モードを備える。昨年8月にインドネシアで初披露し、11月から国内向けに出荷を開始した。

ジャカルタ東郊の西ジャワ州ブカシ県の工場で生産する。工場では昨年12月、同社の海外拠点として初めて軽商用電気自動車(EV)の「ミニキャブEV(現地名L100 EV)」の生産を開始。今後も時代と需要に柔軟に対応する生産供給体制を構築していくとしている。


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