【亜州ビジネス編集部】
携帯電話サービス最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)は、2023年12月末の光通信インターネットサービスの加入数が474万2300件となり、前年同月末比で2.2倍に増加したと発表した。9月末との比較では2.0倍だった。「3BB」ブランドでサービスを提供するトリプルTブロードバンドを買収したことで、230万件の増加となった。
23年第4四半期の加入1件当たりの平均収入(ARPU)は月490バーツだった。うち「AIS」ブランドが434バーツと、前年同期を6.6%上回った。「3BB」は549バーツだった。
携帯電話サービスの加入数は前年同月末比3.0%減の4461万6500件だった。うちポストペイド式サービスは1.2%増の1271万5000件、プリペイド式サービスは4.6%減の3190万1500件。合計のデータ通信量は6.0%増だった。第5世代(5G)通信サービスの加入数は34.3%増の917万件に拡大した。
23年の売上高は前年比1.8%増の1888億7300万バーツ。うち光通信事業が35.3%増の136億2100万バーツと2桁のプラスだった一方、主力の携帯電話事業は1.2%増の1181億3000万バーツと伸び悩んだ。全体の純利益は11.8%増の290億8600万バーツだった。
24年の投資額は250億~260億バーツを計画。うち60%を携帯電話事業、28%を光通信事業に投じる。