【亜州ビジネス編集部】
中国の文化旅遊部は18日、春節(旧正月)連休に当たる10~17日の国内旅行者数が概算値で延べ4億7400万人に拡大し、前年同期比で34.3%増加したと報告した。国内観光消費は47.3%増の6326億8700万人民元(約13兆3350億円)。今年の連休は8日間と長かったこともあり、旅行者数、観光消費ともに過去最多を記録している。新型コロナウイルス流行前の2019年同期との比較では、それぞれ19.0%、7.7%ずつ伸びた。
このほか、連休中の出入境者数は延べ683万人。うち出境者は360万人、入境者は323万人となった。渡航先としては、香港、マカオ、日本、韓国、東南アジアなど短距離旅行が主流。なかでもビザ免除対象となっているシンガポール、マレーシア、タイを行き先とする観光商品は19年同期と同水準を回復した。
また、連休中に開催された商業公演は前年同期比52.1%増の1万6300回、興行収入は80.09%増の7億7800万人民元だった。観客動員数は77.71%増の657万6500人に達している。