【亜州ビジネス編集部】
フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造者協会(TMA)が集計した2024年1月の新車販売台数は、前年同月比15.5%増の3万4060台だった。前年同月を上回るのは23カ月連続。国内消費の拡大が続く中、好調に伸びており、台数は1月としては過去最多となった。各紙が伝えた。
車種別の販売は、乗用車が12.5%増の8446台、商用車が16.5%増の2万5614台。商用車には主力のスポーツ多目的車(SUV)などが含まれ、ピックアップトラックの販売が好調だったという。メーカー別では首位トヨタが19.8%増の1万6093台でシェア47.2%を占め、これに三菱自動車が6085台、米フォードが2466台で続いた。新たに中国の長安汽車と捷途汽車がCAMPIに加盟し、販売台数はそれぞれ52台、80台だった。
CAMPIのロンメル・グティエレス会長は、今後の見通しも明るいとし、24年の年間販売台数が46万8300台に拡大するとの予測を明らかにした。過去最多だった23年の42万9807台(前年比21.9%増)を1割ほど上回ると見込む。