【ベトナム】1月の新車販売1.9万台、前月比で半減

【亜州ビジネス編集部】

ベトナム自動車工業会(VAMA)が発表した2024年1月の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年同月比11.1%増の1万9243台だった。テト(旧正月)連休のズレで前年より営業日が多く、2桁増となった。ただ前月比では50.3%減少。年末商戦の反動や自動車登録料の半額化終了の影響が出たとみられる。

内訳は乗用車が前年同月比5.1%増の1万4745台(前月比54.1%減)、商用車が38.3%増の4390台(同31.5%減)など。国内生産車の販売は10.9%増の9783台(59.3%減)、輸入車は11.4%増の9460台(35.6%減)だった。

VAMA会員企業の販売台数は19.3%増の1万6697台。ブランド別では米フォードが13.2%増の2671台でトップだった。2位は韓国・起亜で、首位常連だったトヨタは3位に後退した。なおVAMA非加盟の韓国・現代自動車の販売台数は3569台となり、VAMA首位のフォードを上回った。

23年の国内新車販売台数(一部企業除く)は、前年比25.4%減の30万1989台。世界的な物価高と金利上昇に伴う景気後退で、初めて40万台を超えた22年から約10万台減少した。政府は新車市場の冷え込みを受け、23年7月から国産車の自動車登録料を半額化。予定通り同年末に終了した。SSI証券は、国内の新車市場が24年上半期は低調が続き、下半期に回復すると予想している。


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