【亜州ビジネス編集部】
ベトナム統計総局は2月29日、2024年2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で3.98%上昇したと発表した。上昇は37カ月連続。上昇率は前月の3.37%を上回り、2カ月ぶりに加速した。価格変動の大きい食品、燃料と、政府による価格統制品を除くコアCPIの上昇率は2.96%で、前月の2.72%から加速した。
部門別では11部門のうち10部門でプラスだった。最も伸びが高かったのは教育の8.55%。これに医薬品・医療サービスが6.52%、その他商品・サービスが6.49%で続いた。一方、郵便・通信はマイナス1.48%で、唯一低下した。
CPIは前月比で1.04%上昇し、9部門がプラス。運輸が3.09%で最も伸び、食品・食材・外食が1.71%で続いた。一方、教育がマイナス0.42%、郵便・通信がマイナス0.17%と低下した。
政府は24年のインフレ目標を4.0~4.5%に設定した。23年は3.25%で、2年連続で加速。ただ4.5%以下とする政府の抑制目標は達成した。