【亜州ビジネス編集部】
運輸省陸運局の集計によると、2024年2月の電気自動車(EV、7人乗り以下の乗用車のみ集計)の国内新車登録台数は前年同月比34.7%減の3529台だった。ブランド別では、中国EV最大手の比亜迪(BYD)が48.4%減の1068台でシェア30.3%を占め、8カ月連続で首位だった。
2位以下
◆米テスラ=5.5%減の670台
◆中国・上海汽車の「MG」=53.4%減の400台
◆中国・広汽埃安新能源汽車(AION)=344台(23年8月に市場参入)
◆中国・長安汽車の「深藍(ディーパル)」=236台(23年11月に市場参入)
◆中国・合衆新能源汽車の「ナタ汽車(NETA)」=82.8%減の216台
◆独BMW=2.2倍の164台
◆スウェーデンのボルボ=81.9%増の151台
◆中国・長城汽車の「欧拉(オーラ)」=69.1%減の87台――などが続いた。
1~2月のEV新車登録台数は前年同期比2.0倍の1万6843台。ブランド別では◆BYD=2.9倍の8874台◆ナタ汽車=23.2%増の2229台◆MG=48.6%増の2226台◆テスラ=2.6%減の722台◆AION=529台――の順に多かった。
BYDは22年11月にタイの乗用車市場に参入し、小型スポーツ多目的車(SUV)タイプのEV「ATTO3(元プラス)」を発売した。23年7月には小型EV「ドルフィン(海豚)」の納車を開始。9月末にはEVのセダン「シール(海豹)」を発売した。一方、ナタ汽車は22年8月に小型SUVの「ナタV」を発表してタイ市場に参入した。