【亜州ビジネス編集部】
キヤノンは5日、タイやベトナムなど4拠点5カ所のプリンター関連工場で100%再生可能エネルギーでの操業を実現したと発表した。太陽光発電の導入などを通じて昨年の使用電力を全て再エネ由来に移行した。
タイの中部アユタヤ県、東部プラチンブリ県、ベトナムの北部ハノイ市、バクニン省、中国の蘇州市の5工場で100%再エネ利用を実現した。各工場では、オフィス複合機や家庭用インクジェットプリンターなどを生産している。2023年の5工場を含むグループ全体のプリンター関連工場の再エネ使用割合は39.5%で、前年から5.8ポイント増加した。今後も新たに太陽光発電の導入するなど再エネの自己調達を推進し、使用比率の拡大に取り組む。