【亜州ビジネス編集部】
東芝デジタルソリューションズは8日、マレーシアでの気象データを活用した新規事業の創出に向け、政府系マイデジタル(本社:クアラルンプール)と協業を検討すると発表した。自社の気象データ解析技術を活用した同国での実証実験の実施や、防災・交通・農業分野などでの気象データの活用に関する協業の可能性を探る。
このほど覚書(MOU)を締結した。東芝デジタルは日本で昨年開始した気象データサービスを現地で展開したい考え。他の現地企業との連携も視野に商用化への取り組みを進める。同国では突発的な強風や雷を伴う局地的な大雨(スコール)が多発していることから、短時間かつ高精度にスコール発生を予測する技術が求められているという。