【亜州ビジネス編集部】
三菱重工業は8日、ガスタービンによるアンモニア専焼発電のタイへの導入に向け、国営石油PTTと共同調査を行うと発表した。アンモニア発電の経済性や潜在需要、サプライチェーン(供給網)、建設候補地などについて調査する。
初期の実現可能性調査を行うことで覚書(MOU)を締結した。アンモニア専焼ガスタービンを採用した発電設備の導入を目指す。アンモニアの受け入れから貯留、発電所への輸送などの安全性も検討し、タイのアンモニア供給網構築を支援。政府が2050年までの実現を目指すカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)の達成を後押しする。