【亜州ビジネス編集部】
いすゞ車販売のトリペッチいすゞセールスは19日、ピックアップトラック「D-MAX」の電気自動車(EV)タイプとハイブリッド車(HV)タイプを27日開幕の自動車展示・販売会「第45回バンコク国際モーターショー」に出展すると発表した。EVタイプはコンセプトカーで、いすゞは来年に欧州市場から投入する計画。HVタイプも試作したもので、販売計画策定に向けて市場調査を行っている。
EVの「D-MAX EVコンセプト」は、容量66.9kWh(キロワット時)のリチウムイオン電池を搭載。EV特有のリニアな加速感と、低騒音・低振動を両立させたという。既存のディーゼルエンジンモデルと同等の使い方もできるよう、高出力の電気モーターを採用した。タイで生産し、まず来年にノルウェーなど欧州で販売を開始。後に豪州やタイでも展開する。一方、HVの「D-MAXハイランダーMHEV」は、48V(ボルト)の電池や小型モーターを搭載する。
モーターショーではほか、小型トラック「エルフ」のEVタイプと燃料電池車(FCV)タイプも展示。温暖化ガス排出削減に向けた多様な選択肢を顧客に提供する。