【亜州ビジネス編集部】
ラオスのトンルン国家主席は19日、付加価値税(VAT)の税率を現行の7%から10%に引き上げるための布告に署名した。新型コロナウイルス禍からの経済回復を促進するため2022年1月に7%へと引き下げたが、以前の10%に戻す。国営パテト・ラオ(KPL)通信が伝えた。
税率を引き上げて税収を拡大し、財政赤字の削減や通貨の安定化を図る。財務省は、VAT減税の景気浮揚効果が予想よりも小さかったと説明。また、減税でVAT登録企業を増やす狙いもあったが、これについても予想ほど登録が増えなかったとしている。