【亜州ビジネス編集部】
システムインテグレーション(SI)のMITホールディングス(本社:千葉市美浜区)は25日、ミャンマー子会社のビジョン・リンクス・ミャンマー(本社:ヤンゴン)を解散すると発表した。2021年の軍事クーデター後に金融規制や電力不足などで現地の事業活動が大きく制限され、今後の成長を見込めないことから解散を決めた。
今月22日付で解散・清算を決議した。今後は現地の法令に沿って必要な解散手続きを進める。
ビジョン・リンクスは15年に設立。資本金は5万米ドルで、MITグループが全額出資する。SI事業を手掛けており、クーデター後は規模を縮小しつつも、顧客へのサービス継続と現地従業員の雇用維持に努めてきた。ただ、金融規制措置の導入や、電力不足による停電の発生で事業環境が悪化し、通信インフラの改善も進まないことから、解散を決めた。