【亜州ビジネス編集部】
日鉄物産は1日、マニラ首都圏マカティ市に鉄鋼製品販売などの現地法人を設立すると発表した。7月の開業を予定する。これまで駐在員事務所を通じて蓄積した市場知識や顧客との関係を生かし、現地で成長が見込まれるインフラやエネルギー分野の需要取り込みを図る。
現地法人の日鉄物産フィリピンを先月7日付で設立した。資本金は1億1200万ペソ(約3億円)で、日鉄物産が全額出資する。鉄鋼製品など各種工業製品の輸出入・国内販売などを手掛ける。フィリピンでは2016年に駐在員事務所を開設し、市場調査などのマーケティング活動を行ってきた。
日鉄物産は、東南アジアではタイやベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシアにも現地法人を設けている。