【亜州ビジネス編集部】
空調に特化した節電・省エネシステムを製造販売するアイグリーズ(本社:東京都中央区)は1日、バンコクに現地法人を設立したと発表した。東南アジアで販路を拡大する方針で、まずタイで販売を開始し、後にベトナムなどにも進出する。
現地法人アイグリーズ(タイランド)を同日付で設立した。資本金は500万バーツ(約2070万円)。昨年7月にバンコクに駐在員事務所を開設しており、現地で市場調査を行った結果、東南アジアでは電気代が高水準で推移していることなどから高い需要を見込めると判断し、本格進出を決めた。
アイグリーズは、セキュリティー機器の販売などを手掛けるあいホールディングス(本社:東京都中央区)の傘下で、昨年4月に設立。同グループが開発した空調の自動制御により電力基本料金と電力消費量の両方を削減する節電・省エネシステム「アイグリーズシリーズ」を販売している。