【亜州ビジネス編集部】
自動車関連イベントを企画・運営するグランプリ・インターナショナルは、3月27日~4月7日に開催した自動車展示・販売会「第45回バンコク国際モーターショー」の成約台数が自動車・バイクの合計で5万8611台だったと発表した。2023年の前回開催から27.5%増加。中国メーカーの電気自動車(EV)に関心が集まり、新型コロナウイルス流行前の19年に開催された第40回の4万9278台をコロナ後で初めて上回った。
自動車が24.6%増の5万3438台、バイクが67.0%増の5173台だった。EVは89.7%増の1万7517台で、自動車の3台に1台がEVだった計算になる。一方、来場者数は約161万人と、前年を1万人ほど下回った。
自動車のブランド別受注台数は、トヨタが8540台で首位を維持。これに中国EV最大手の比亜迪(BYD)が5345台、ホンダが4607台で続いた。
モーターショーに合わせて市場参入した中国・吉利汽車傘下の高級EVブランド「ジーカー(極コク)」は398台、同国EVメーカーの小鵬汽車(エックスポン)は188台。ほか、タイ進出を発表して複数モデルを出展したベトナムのビンファストは、まだ予約を受け付けておらず、成約はゼロだった。今年下半期にもタイでの販売を開始する。
同イベントはバンコク北郊ノンタブリー県の展示会場「インパクト」で開催。次回は25年3月26日~4月6日の開催が予定されている。