【亜州ビジネス編集部】
ニデックは15日、中部アユタヤ県の工場でサーバー向け水冷モジュールを増産すると発表した。米サーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューターに採用されたためで、生産ラインを増強し、月産能力を現在の200台から6月までに2000台に引き上げる。
スーパー・マイクロと共同開発した100~250キロワット(kW)の水冷モジュールを増産する。今後も市場拡大が続くとみており、将来は月産3000台以上に能力を増強することも検討する。
人工知能(AI)サービスを運用するデータセンターのサーバーは、処理するデータ量が多く、発熱しやすいため、今後は空冷式よりも高い冷却能力を持つ水冷式のシステムの導入が必須になる見込みという。