【亜州ビジネス編集部】
アサヒグループ食品は、ハノイ市とホーチミン市で自社ブランドの離乳食を試験販売すると発表。実施期間は今月19日～7月末で、ベトナムでの日本製離乳食に対する有用性や受容性、改善点などについて実証調査する。
昨年から国際協力機構（JICA）、ベトナム国立小児病院と共同で展開している「母子保健改善ビジネス化実証事業」の一環だ。試験販売では、自社ブランド「和光堂」の離乳食製品をベトナムに輸出し、日系スーパーマーケット「イオンベトナム」の5店舗と電子商取引（EC）サイト、ベビー用品専門店などで計23商品を販売する。イオン店頭や民間ワクチンセンターでは、日本人栄養士による離乳食セミナーも実施する。
将来は、国内で最適な離乳食製品をベトナム国立栄養研究所と共同開発するなど、さらなる実証事業の展開を検討している。
