【亜州ビジネス編集部】
韓国系タイ・サムスン電子（TSE）は、オリンピックなど世界的なスポーツイベントが開催される2024年6～9月ごろに、国内テレビの売上高が前年同期比20％増加するとの予測を明らかにした。景気回復の遅れで1～2月は売上高が落ち込んだものの、今後回復し、通年では前年を上回ると見込む。バンコクポストなどが伝えた。
23年の国内テレビ市場は250万台、200億バーツ規模だった。家計債務が高止まりする中、激しい価格競争が起き、台数ベースでは前年比で横ばいだったものの、金額ベースでは縮小した。一方、同社は75インチ以上の高級テレビの販売が堅調に推移し、8％増収を達成した。24年は人工知能（AI）など新技術を搭載した高級テレビを投入し、同社全体で10％増収を目指す。
24年に開催される主要なスポーツイベント
◆サッカー大会「UEFAユーロ2024」（6月14日～7月14日）
◆パリ・オリンピック（7月26日～8月11日）
◆パリ・パラリンピック（8月28日～9月8日）
