【亜州ビジネス編集部】
「ナタ汽車(NETA)」ブランドの電気自動車(EV)を手掛けるナタオート(タイランド)は、先月に予約受け付けを開始したEVの新モデル「ナタX」の現地組立生産を第3四半期に開始する計画を明らかにした。先月から量産しているSUV「ナタV2」に次ぐ2モデル目の現地生産になるとみられる。クルンテープ・トゥラキットが25日付で伝えた。
ナタオートは中国の合衆新能源汽車の現地法人。提携先の地場系バンチャン・ゼネラル・アセンブリー(BGAC)を通じて、バンコク東郊のバンチャーン工業団地内に工場を設けた。ナタXの販売は6月末までの開始予定。
一方、ナタオートは24日、補助金交付と減税を柱とする政府の電気自動車(EV)振興策の第2期「EV3.5」に参加することで、財務省物品税局と覚書を交わした。販売1台当たり最大10万バーツの補助金や、減免税措置を受けられる。
中国車のEV3.5適用は8社目が物品税局と覚書を交わした。
◆長安汽車の現地法人チャンアン・オート・セールス(タイランド)
◆上海汽車の合弁会社SAICモーター・CP
◆長城汽車タイランド
◆比亜迪(BYD)の乗用車を販売する地場レバー・オートモーティブ
◆BYD商用車販売のレバー・コマーシャル・ビークルズ
◆広汽埃安新能源汽車(AION)の現地法人AIONオートモービルセールス(タイランド)
◆北京宏瑞汽車科技などのEVを販売する地場EVプライマス