【亜州ビジネス編集部】
双日は26日、小規模小売店の受発注管理やキャッシュレス決済用アプリなどの開発を手掛けるフィンビエット・テクノロジーに出資したと発表。双日はベトナムで総合食品卸事業の拡大を進めており、フィンビエットが持つオンラインシステムと連携することで、さらなる事業拡大を図る。
フィンビエットは2016年設立。小規模小売店を対象とする受発注管理アプリ「エコ・マーチャント」やQRコード決済アプリ「エコ・ペイ」などを開発・提供している。エコ・マーチャントでは、小売店がアプリ上で幅広い商品を発注でき、配送状況を容易に確認できるなど利便性が高く、これまでハノイ市やホーチミン市などの大都市を中心に3万店舗余りに導入されている。
双日は、昨年に業務用食品卸で最大手のダイタンビエットを買収したほか、乳業最大手ビナミルクとの合弁会社を通じて北部ビンフック省で肉牛の食肉加工工場と肥育農場を着工するなど、ベトナムで食品・流通事業の拡大を進めている。