【亜州ビジネス編集部】
電気自動車(EV)タクシーのレンタル事業などを手掛けるオート・ドライブEVは、配車サービス大手のシンガポール系グラブとEVの利用促進で協力すると明らかにした。グラブの登録運転手に中国・上海汽車のステーションワゴン「MG EPプラス」を貸し出す。来年末までに2000台の納入を目指す。8日付ターンセタキットなどが伝えた。
貸し出す料金は、1日820バーツ。両社は来年まで2年間、EVの調達とガソリン車からの乗り換えに関して協力することで契約を交わした。観光都市を中心に全国でのサービス提供を目指す。
オートは現在、EVタクシーを200台以上保有し、バンコク都内と南部プーケット県で貸し出している。エンジン音がない快適な車内空間を乗客に提供すると同時に、コスト削減や大気汚染改善にも貢献するとしている。