【タイ】4月の失業率1.1%に上昇、失業者数4万人増

【亜州ビジネス編集部】

国家統計局(NSO)の発表によると、2024年4月の失業率は1.1%となり、前月比で0.1ポイント上昇した。失業者数は43万6400人で、3万9000人増加した。

地域別の失業率は、バンコクと中部の1.0%が最も低く、バンコクは前月の1.2%から低下。中部は横ばいだった。他の地域では東北部が1.1%、北部が1.2%、南部が1.3%となり、前月をそれぞれ上回った。

労働力人口は3978万7800人、就業者数は前月比で69万9900人減の3908万9200人。

産業別

◆農業=12.4%減の1009万9700人

◆製造業=3.1%減の904万5800人

◆商業・サービス業=5.4%増の1994万3700人


失業率は20年第1四半期まで1.0%前後で推移していたが、3月下旬に始まった新型コロナウイルス第1波の影響を受け、第2四半期に2.0%まで上昇。21年第3四半期には、新型コロナの流行後で最も高い2.3%まで悪化した。ただ21年第4四半期以降は低下傾向にあり、23年9~12月は4カ月連続で0.8%だった。


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