【亜州ビジネス編集部】
商務省貿易局の発表によると、自由貿易協定(FTA)を利用した2024年1~2月の輸出額は前年同期比1.5%増の120億8万米ドルだった。利用率は79.8%。東南アジア諸国連合(ASEAN)や豪州向けなどが増加する一方、日本や中国向けなどが落ち込んだ。
協定別
◆ASEAN自由貿易地域(AFTA)が3.0%増の48億2112万米ドルで最大
◆ASEAN・中国FTA(ACFTA)=8.7%減の26億1141万米ドル
◆タイ・豪州FTA(TAFTA)=30.5%増の12億2957万米ドル
◆日本・タイ経済連携協定(JTEPA)=2.0%減の10億4826万米ドル
◆ASEAN・インドFTA(AIFTA)=4.4%増の8億5846万米ドル
東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を利用した輸出額は12.6%減の1億7050万米ドルだった。
一方、特恵関税制度(GSP)を利用した輸出額は3.2%減の4億8079万米ドル、利用率は56.9%だった。
輸出先別
◆米国が4億4469万米ドル(2.9%減)で全体の9割強
◆スイス=3291万米ドル(8.3%減)
◆ノルウェー=228万米ドル(10.1%減)
◆ロシア=91万米ドル(93.8%増)