【亜州ビジネス編集部】
陸上交通庁(LTA)は27日、MRT(地下鉄・高架鉄道)の新路線「クロスアイランド線(CRL)」の第2期工事で、ターフシティー駅の設計・建設を大林組などの共同事業体(JV)に発注したと発表。発注額は約5億3000万シンガポールドル(618億円)。今年第3四半期に着工し、2032年の開業予定。
大林組は中国トンネル工事大手、上海トンネル・エンジニアリング(上海隧道工程)の現地法人と組んで受注した。ターフシティー駅は全線が地下鉄となる第2期工事で建設される6駅の一つ。クロスアイランド線はMRTで8路線目で、総延長は約50キロメートル。このうち第2期の総延長は15キロメートルで、ターフシティー駅~ジュロンレイク地区駅までの6駅を設置する。
大林組と上海トンネルのJVは、第2期工事で一部区間のトンネル工事も受注している。